東北大学の五味勝也先生と東京大学の浅井禎吾先生を招いて、糸状菌相互応答学セミナーを筑波大学において開催しました。麹菌の分子生物学の第一人者とも言えます五味先生には、「麹菌における醸造用酵素生産の制御機構」というタイトルで、これまでのご研究について詳細にお話しいただきました。また、浅井先生からは「麹菌異種発現を基盤とする天然物探索研究」というタイトルで、システムバイオロジー的なアプローチで、多様な化合物生合成に取り組んでいる研究について紹介していただきました。いずれの先生のご講演も大変勉強になり、参加者にとって良い刺激になったと思います。
糸状菌相互応答学セミナーは、微生物関連の研究情報の交換や研究者間の交流を目的として、今後不定期で開催する予定です。
(共催:プレ戦略イニシアティブ(研究拠点提案型)「微生物サステイナビリティ研究拠点」、
JST ERATO野村集団微生物制御プロジェクト)