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University of Tsukuba, Laboratory of Fungal Interaction and Molecular Biology

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京都大学IFO寄附講座開設記念シンポジウムに参加

2019年11月22日に京都大学百周年時計台記念館で開催された、IFO寄附講座「糸状菌・環境インターフェイス工学講座」開設記念式典・シンポジウムに参加してまいりました。今年開設された京大のIFO寄附講座は、糸状菌を研究対象とした講座という点で、私たちの講座と非常に近しい関係になります。さらに言えば、この講座を主宰する吉見先生とは、東北大で一時期一緒に仕事させていただき、その後も共同研究を続けているという関係にあり、非常に強い縁を感じます。



記念式典とシンポジウムは、非常に華やかな雰囲気で進められました。何よりも、13名の京大の微生物研究者(いずれも教授クラス!)が、自身の研究を10分程度で次々と紹介していくシンポジウムは、とても贅沢な企画でした。さらに、京大の微生物関係の研究室から70題ものポスター発表が用意されており、ウイルスから糸状菌に至るまで、または海から森までの微生物を扱った、多岐にわたる微生物研究を一挙に堪能することができるという、非常に稀有な機会でもありました。個々の生物種や研究手法で細分化されていく近年の学会/研究会とは少し違う雰囲気に、新しい研究集会のあり方の可能性を感じました。



私たちの講座も開設から2年が経ち、そろそろ中盤に差し掛かります。野球で言えば、勝利投手の権利がチラつき始め、制球を乱さぬよう集中力を維持すべきイニングです。そのような時期に、今回の開設記念シンポジウムに参加させていただき、激励の言葉を受けている吉見先生たちの姿に、2年前の自分たちを重ねることで、改めて気持ちが引き締まる素晴らしい機会となりました。清水昌先生(京大名誉教授・発酵研究所理事)の「失敗を恐れずに、バットを振って、ヒット、ホームランを目指してください」という激励の言葉も、この時期、まさに自分の胸にすとんと落ちるのを感じました。

京大IFO寄附講座「糸状菌・環境インターフェイス工学講座」の発展を願うと共に、研究交流などを通して、私どもの講座もうまく連携していけるよう努めていきたいと思います。


シンポジウムを終えて。


バナースペース

筑波大学 糸状菌相互応答講座

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